●海金剛・日米修好記念館
太平洋に面した大島の南岸は入り組んだ断崖絶壁が続きます。中でも海金剛は打ち寄せる荒波が作り出した芸術品です。ピラミッドを想わせる巨岩や鋭く切り立った岩礁に荒波が砕け散り、身がすくむほどの迫力と近寄りがたい神秘が感じられ、まさに絶景です。昭和58年1月朝日新聞社の「21世紀に残したい日本の自然100選」にも選ばれています。 米国のペルリ提督が黒船で浦賀沖に来航した日をさかのぼること60年余り前、寛政3年3月24日(旧暦)夕方、突如現れた2隻の蛮船に、樫野浦の住民は驚き、慌てふためいた。この日、日本は、初めて星条旗を見ることとなり、以来、日本と米国との関係が続くこととなり、これを記念し日米修好記念館をこの地に建設した。

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